貧血とは何でしょう
血液は赤い色をしていますがその理由をご存知ですか?
それは血液の成分がヘモグロビンからなり、そのヘモグロビンが鉄から作られているからです。
鉄は錆びると赤い色になります。同じように、ヘモグロビンの鉄も酸素を結合すると赤い色になります。
人の赤血球は、写真のように変形しやすい円盤状をしており、体の隅々まで、細い血管をくぐりぬけて体中をまわります。
この間に、酸素を脳、筋肉など全身に供給する役目をしています。いわば、人体の酸素の運搬、物流を担っているのです。
人体の鉄分が不足すると、ヘモグロビンの量が減り、体の隅々まで酸素を供給できなくなります。
疲れ易い、動悸がする、息切れがするといった訴えがでてきます。これが貧血です。
貧血は全身の症状であり、頭への血のめぐりが悪くなっておこる脳貧血とは異なります。