貧血は日本人女性に非常に多い病気です。
女性の鉄欠乏性貧血の頻度を10%とすると、1,000万人以上の女性が鉄欠乏性貧血ということになります。
また、女性の半数近くが鉄欠乏状態にあります。
欧米ではたかだか20%程度ですから、わが国の状態は発展途上国なみとなっています。
現在、国の少子化対策が叫ばれていますが、女性が妊娠、出産をへて立派に育児を行なうには、母体として貧血のない状態であることが大切であることはいうまでもありません。
是非、貧血についての認識を深め、少なくとも貧血の頻度が欧米なみになるよう願いたいものです。