第45回日本鉄バイオサイエンス学会学術集会開催に際して
思いがけないSARSCoV-2感染症流行により本学会も含め多くの学術集会が昨年中止となり、研究交流の場が失われました。今年はワクチン接種が進んでいますが、現時点では対面議論を行うという場を設けることはできませんでした。
しかし今回先生方のご協力のもとWeb開催により最新の研究についてお話を聞く時間を設けさせていただくことができました。
これほど素晴らしい、しかもお忙しい多くの先生方のお話を2日間お聞きいただけるという夢のような豊かな時間を設定できたのは対面論議が好きな昔気質の私にとってもWebのおかげと感じています。
感染症流行のもとでも研究を継続するという我々学会員の意志が学術集会開催によって示されることができるのも学会員の皆さま、ご講演ご快諾いただいた先生方、ご支援いただいた皆様のお力添えによるものと心から感謝申し上げます。
また、学会員皆様のご健勝と、学会が更なる発展を遂げることを確信してご挨拶とさせていただきます。
令和三年八月吉日
第45回日本鉄バイオサイエンス学会学術集会会長
森屋恭爾
東京大学大学院医学系研究科病因病理学専攻感染制御学
内科学専攻生体防御感染症学
教授