第32回日本鉄バイオサイエンス学会学術集会開催にあたって
- このたび、平成20年9月13日(土)・14日(日)の2日間、ウエディングプラザ アラスカ(青森市)において日本鉄バイオサイエンス学会第32回学術集会を開催するにあたり、ご参加の皆様には心から歓迎の御挨拶を申し上げます。
- 今回は本州最北の地青森での開催にもかかわらず、一般演題に22題の申込をいただきました。その中には、糖尿病と体内貯蔵鉄の関係についての話題もあり、C型肝炎と並んで今後の研究の進展が期待されます。シンポジウムとしては「細菌のユニークな鉄獲得・利用戦略」「HCV感染における鉄過剰症の実態」「ラクトフェリン研究の新展開」の3つのテーマを準備させていただきました。イブニングセミナーはエーザイ(株)に御協力いただき、浜松医科大学の菱田 明先生に「慢性腎臓病と貧血」についてのお話をしていただきます。
- 今回本学会の活動を広く社会に還元すべく、青森県ならびに青森県赤十字血液センターの御後援をいただきながら、市民公開講座を企画いたしました。鉄と健康についての正しい知識と認識が社会に幅広く浸透していくことを願っております。
- 至らぬ点が多々あるかと存じますが、多くの皆様のご参加、活発なご討論をいただくことにより、日本における“鉄学 Ironology”がますます発展し、今大会が皆様にとって実り多きものとなりますよう祈念いたします。
- 第32回日本鉄バイオサイエンス学会学術集会
- 会長 渡辺清隆(北里大学獣医学部)