メディア掲載

朝日新聞 2007/11/18に掲載:鉄分の不足と過剰

2007/11/18(日)の朝日新聞に、鉄分の不足と過剰という内容で、本学会員のコメントなどが掲載されました。 画像クリックで拡大します。 元気のひみつ:鉄分の不足と過剰 女性の貧血、鉄分の欠乏 鉄分を多く含む食品のレシピ 鉄分の過剰摂取、鉄制限食 鉄分と肝炎の関連 他
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やさしい貧血の自己管理

著者、詳細 内田 立身:香川県赤十字血液センター 所長 大型本 43ページ 医薬ジャーナル社 定価998円(税込み) 内容 貧血という病気をよく耳にしますが、一体どのような病気なのでしょうか。女性は10人に1人が貧血であるといわれたり、一方では貧血のために骨髄移植をうけた方がおられたり、実にいろいろなケースがあることはおわかりかと思います。実際、貧血にはなおりやすく日常生活の注意で十分なものから、専門医の周到な治療が必要なものまで千差万別の感があります。これら種々の貧血について、わかりやすく解説したのがこの本です。
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鉄欠乏性貧血―鉄の基礎と臨床

近年、鉄代謝の生理病態についての知見は目覚しい進歩をとげつつある。しかし、鉄欠乏性貧血は重篤な予後を呈することがないという臨床的側面の故か、今日の医療の中にあって、その膨大な患者数は減少する傾向すらみられない。本書は、鉄欠乏の病態をやさしく解明し、診断、治療に大いに役立つようまとめられた良書である。 第1章 人類と鉄欠乏 第2章 生体の鉄 第3章 鉄の吸収 第4章 血清鉄とトランスフェリン 第5章 貯蔵鉄―フェリチンとヘモジデリン 第6章 フェロキネティクス 第7章 鉄欠乏性貧血の臨床 第8章 生体と鉄欠乏 第9章 鉄芽球性貧血 第10章 鉄過剰症 第11章 鉄欠乏性貧血の治療 第12章 鉄欠乏の対策と将来
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C型肝炎・脂肪性肝炎(NASH) 鉄制限療法で肝臓をまもる

鉄は血液中で酸素を運搬するなど体にとってたいへん重要な元素ですが、肝臓の状態によっては過剰に摂取すると細胞や核酸を錆びさせる恐ろしい面をもっています。近年、鉄がどのように体内に取り込まれているかなど、鉄の代謝経路が分子生物学的に明らかになってきました。それにともない、C型肝炎の患者さんに鉄代謝障害による肝内への鉄の蓄積が存在することも明らかにされ、C型肝炎の治療法として鉄代謝の制御が重要となってきたのです。 また、日本では飽食の時代を背景として、成人男性の5人に1人は脂肪肝があるといわれ、その一部には肝炎が持続して肝硬変へと進行する「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」が増加しています。このNASHの増悪因子としても鉄過剰が問題となっています。 本書は鉄の代謝・鉄を除く治療法についてわかりやすく解説した一冊です。 序 章 鉄が肝臓を傷つける! 第1章 肝臓に貯蔵される鉄 第2章 肝炎と鉄 第3章 肝ガンと鉄 第4章 進化する肝炎治療 第5章 瀉血療法のススメ 第6章 鉄制限食のススメ 第7章 実践!鉄制限食
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9.おわりに

貧血は日本人女性に非常に多い病気です。 女性の鉄欠乏性貧血の頻度を10%とすると、1,000万人以上の女性が鉄欠乏性貧血ということになります。 また、女性の半数近くが鉄欠乏状態にあります。 欧米ではたかだか20%程度ですから、わが国の状態は発展途上国なみとなっています。 現在、国の少子化対策が叫ばれていますが、女性が妊娠、出産をへて立派に育児を行なうには、母体として貧血のない状態であることが大切であることはいうまでもありません。
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8.鉄欠乏性貧血の治療法

鉄欠乏性貧血の治療はどのように行われているのでしょうか 鉄欠乏性貧血で薬を飲んだり注射をしたりするのは、ヘモグロビン値が10g/dlを切った時からです。多くは鉄の錠剤が処方されます。 鉄剤を飲み始めると普通、1~2ヶ月で貧血は回復します。 大切なことは、貯蔵鉄が十分回復するまで飲み続けることです。 それには、図からお分かりのとおり4~5ヶ月掛かりますから、気長く飲み続ける必要があります。
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7.食事からの鉄欠乏対策

鉄欠乏にならないための対策 鉄を多く含む食品を上手にたくさん摂ってください。 鉄を多く含む食材ですが、まず、レバーは鉄の貯蔵場所ですから有効です。 また、肉類はなかにふくまれる血液(ヘム鉄と言います)が鉄に富んでおりよく吸収されます。 海草(ひじきなど)や青味の野菜(非ヘム鉄と言います)にも鉄は多いのですが、吸収効率が肉類ほどよくはありません。 ビタミンもたくさん摂りましょう ビタミンCは鉄を吸収されやすい形に変えたり、鉄の利用効率をよくします。 最近、多くの人がダイエットに挑戦して食事を控え勝ちですが、貧血の予防には良くありません。 また、ファストフードや外食、中食(なかしょく:お惣菜やさんからいろいろ買ってきて家で食べる)の比率が多いのも鉄の摂取には良くありません。 昔、家庭で鉄鍋や鉄瓶でじっくり調理したものからは、鉄分が多く摂れたといわれています。 最近の鉄の摂取不足は、こういうところに原因があるのかも知れません。
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6.鉄欠乏と食事の関係

女性の鉄欠乏がなぜこんなに多いのでしょうか。 それは食事からの鉄の摂取が少ないことに原因があります。 成人男性では、1日あたり10mgの鉄を摂る必要があります。 女性では、生理、妊娠、分娩、育児がありますから、男性より多く15mgくらいはとる必要があります。 ところが、実際には平成16年の厚生労働省の調査で、男性で1日あたり8.1mg、女性で7.7mgの鉄しか摂っておらず、とくに鉄を必要とする20歳台で6.9mg、30歳台で7.0mgと、必要量の半分にしか達していません。 したがって、女性の半数が鉄欠乏ということになります。しかも、食事からの鉄の摂取は年々減り続けています。飽食の時代といわれていますが、鉄だけは例外なのです。
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5.鉄欠乏状態の人口割合

どのくらいの方が鉄欠乏状態にあるのでしょうか 私は、1981年から1991年にかけ、日本人女性の鉄欠乏の頻度を調査したことがあります。 3,015名の女性を先の表にしたがって分類すると、鉄欠乏性貧血8.5%、貧血のない鉄欠乏 41.8%、健常女性 43.6%、その他6.5%で、女性の半数になんらかの鉄欠乏がありました。 とくに、40歳台では17.2%に鉄欠乏性貧血が認められました。
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4.鉄欠乏の発生原因

なぜ鉄欠乏がおこるのでしょうか 人体の鉄は、成人男性で3,500~5,000mg存在すると申しましたが、このうち出入りする鉄は1mg程度に過ぎません。 私達は食事から、毎日10mg内外の鉄を摂りますが、このうち約10%が吸収され、約1mgが体内にはいります。 すなわち、出納はきわめて少なく、ほとんどは体内でリサイクルされているのです。 ですから、女性の生理での出血や胃潰瘍、大腸がんなどの病気での出血があると、大量の鉄分が失われますので、これを補うのは容易ではありません。
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3.鉄量状態の検査

あなたの鉄の状態はどうやったらわかるか あなたの鉄の状態がどうなっているかは、血液検査をすることでわかります。 まず、貧血があるかどうかは、血液中のヘモグロビンの濃さを測ります。 そして、鉄が十分貯えられているかどうか(貯蔵鉄の量)は、血清フェリチンという検査でわかります。 検査の数字で、以下の表からどの状態にあるかがわかるのです。
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